枝豆の葉に白い斑点のようなものが出てきたときの対処方法

枝豆 灰星病

枝豆が好きで、畑で栽培している人は多いと思います。今年は、雨が多いような年になっているので、このようなときに気をつけないといけないのが、灰星病というものになります。

この灰星病は、カビによる病気でマメ科の野菜に多く発生します。この病気の初期の症状は、枝豆の葉に灰白色の斑点が現れてきて、やがて葉全体に広がっていきます。
ずっと、そのままにしておくと、黄淡色の大きな病斑になっていきます。
この状態が続くと、干からびていき、生育も悪くなっていきます。

私の畑でもなったことがありますが、梅雨の6月~7月頃に発病がはじまり、気温が上がって湿度が下がるころまで続きます。しかし、近年の温暖化や雨が多いような年は、5月の末ころには、灰星病になってしまう枝豆もでてきます。

この病気は、カビによる病気なので、一度出てしまうと、再発する可能性が大になります。
このカビは、古い株などを処分しないことで、カビが冬越しして春になると胞子がでてくるので、そこから繁殖していくようになります。

灰星病が発生してしまうのは、枝豆を栽培するときの畑の水はけが悪い状態や、以前に植えた枝豆
の処分を適切にしていないことや、高温多湿の気候が続いていることなどで発生します。

これを防ぐには、発病した枝豆は、早めに処分して、被害が拡大するのを防ぐようにします。
畑を高畝にして水はけをよくする工夫をします。密植を避けて、風通しを良くし、適度な湿度を保つようにするとよいです。

もし、あなたの畑で、枝豆の葉に白い斑点のようなものが出てきてしまったら、発病した枝豆は、早めに処分し、まわりの枝豆には、この灰星病に効く薬を600倍に薄めて、まわりの枝豆に散布してください。この薬をまいておくことによって、カビの菌は、ほとんど退治することができます。

カビが畑全体に広がってしまうと、やっかいなことになりますので、早めに薬をまいておけば、大丈夫です。参考にしてください。

 

家庭菜園でミニトマトを栽培していて、下の方の葉っぱが枯れてきてしまった時の対処方法

ミニトマト

ミニトマトをご家庭で栽培している人は、多いと思います。私の家や近所の人も、ミニトマトは必ず栽培して、できたものを収穫して食べております。
トマトは、原産地が南米のアンデス高原になっています。ここの気候は、乾燥していて日が良く照り、昼夜の気温差がある環境になっているので、同じような環境だと、よいミニトマトができます。

私の畑では、甘いミニトマトを作るために、排水をよくしてあげて、雨よけをして水分をコントロールしているので、毎年、甘いミニトマトができます。
はじめてミニトマトを栽培してみようと思う人は、千果、ピンキー、ミニトマトキャロルパッションなどがおすすめになります。これらは、丈夫でとても育てやすい品種になっているので、はじめての人でも成功すると思います。

しかし、今年は、すでに天気の様子がおかしいので、なんとなく雨が多い年になると思います。雨が多くなって注意しなければならないのが、青枯病です。青枯病は、上部の葉から萎れはじめていき、昼間に萎れて、夜になると回復するような状態を数日間繰り返します。
これを繰り返していると、徐々に株全体に広がっていき、すべて駄目になっていきます。

ご自分で栽培しているミニトマトの上部の葉が萎れはじめてきたら、この青枯病に効く薬を500倍に薄めて散布してください。この薬は、ミニトマトの治療だけでなく、植え付け前に予防的にまくことで、病気を防ぐことができます。今年は、空を見ても天気がおかしいのは、皆さんもわかると思います。早めに薬を散布しておき、病気の予防をしておきましょう。

カブの葉が害虫にやられてボロボロになってしまった時!

カブ

カブは、アブラナ科になっており、生育適温は、20℃前後になっております。
カブの根や葉には、ビタミンA、B2、C、カルシウム、食物繊維、鉄などが豊富に含まれています。
この野菜は、和・洋・中華のどの料理にも使えるので、自分の畑で栽培している人は多いと思います。根菜になっているので、葉を害虫に食害されると収穫に諸に影響してきてしまいます。

私の近所の町田さんも4月頃に畑に種をまき、6月になると収穫してJAに出荷しております。この町田さんの畑にも害虫が大量に発生した時があります。

3年前だったと思うのですが、「葉に害虫が来ているみたいなので見に来てくれないか」と言われたので、行ってみました。すると葉に白い筋のようなものがたくさんできていたので、エカキムシだというのがわかりました。

エカキムシは、ハモグリバエやハモグリガ等のことをいいます。これらの幼虫は、葉にもぐっていき、葉に模様をえがくように食害して、白っぽい筋状の痕をつけるためにエカキムシと言われております。どのような種類のエカキムシがいるかは、以下に記しておきます。

ハモグリバエ:テンサイモグリハナバエ・ナモグリバエ・ネギハモグリバエ・マメハモグリバエ・トマトハモグリバエなどになります。

ハモグリガ:ギンモンハモグリガ・モモハモグリガ・ヒルガオハモグリガ・ミカンハモグリガ等になります。

以上のことから、これだけエカキムシの種類は数多くあり、4月~11月までさまざまな野菜に発生して被害がでてきております。
特に野菜の生育期に発生が目立ちますので、この時に対策をしていないと、畑にある野菜はだめにされて収穫ができなくなってきます。

町田さんのところは、このエカキムシだけかと思ったら、葉に小さな穴がたくさん開いておりました。葉の裏を見たら、テントウムシを小さくしたような感じで、黒く光っている甲虫!そう、ダイコンサルハムシがいました!

この虫は、成虫も幼虫も葉を食害していき、小さな穴が開いたように食害していくので、あっという間に葉をボロボロにしていきます。
ダイコンサルハムシは、成虫の寿命が長く、産卵する卵の数も異常に多いので、気がついたときには、畑にある葉がほとんどやられているような状態になるんです。しかも、自分の畑にこの虫がいるってことは、ほかの畑にもたくさんいる確率が高いんです。

もし、小さな穴がたくさん開いていたら、よその畑も見てください。きっと同じように穴だらけになっているはずです。成虫は、捕まえようとすると、ポロっと落ちるので、あとはどこにいったかわからなくなります。ですから、駆除は大変になってくるんです。

そこで、カブの葉がでてきて、葉に白い筋や小さな穴が開いていたら、このハモグリガとダイコンサルハムシに効く薬を2000倍に薄めて散布してください。これを散布しておけば、飛んできたダイコンサルハムシは、すべて駆除することができます。あと、エカキムシにも効きますので、安心してカブを栽培することができます。アブラナ科の野菜は、害虫がくる確率が高いので、早めに対策をしておくほうがよいのです。

近年、温暖化になってきておりますので、野菜の種まきも早くなり、葉がでてくるのも早いとも思いますが、害虫もまた、それにあわせて早く出てくるようになってきておりますので、参考にして下さい。

大根の葉を穴だらけにした害虫

大根の葉を穴らだけにした害虫

今日、斉藤さん(近所の人)と畑で大根にいた害虫について話したのでお書きいたします。
今年は、大根の葉にも小さな穴がたくさん開いておりました。大根の葉の表や裏をよく見ていくと、黒くて小さな虫がいます。この虫を捕まえようとすると、「ポロリ」と地面に落ちてすぐにどこにいったかわからなくなります。

この虫の名前は、ダイコンサルハムシといって、黒くて光沢があるので、皆さんもすぐにわかると思います。この虫のことについては、以前、記載したのですが、また書いておきます。
この虫は、冬の寒さにはとても強く、寒い冬でも葉を見つければ食害していきます。成虫の寿命は、500日くらいもあり、生命力はとても強いです。生きている間に産む卵の数は、なんと1000個以上も産卵するので、駆除しないで放置しておくとものすごく大量に発生します。

この虫を見つけたら、しばらく観察するとわかるのですが、ハネがあるのにあんまり飛翔せず、歩行で活発に動き回ります。自分の畑の大根の葉が穴だらけになっていたら、近所の畑の大根の葉も見てみてください。同じように穴だらけになっているはずです。自分の畑の大根の葉に薬を散布しておかないと、あっという間にどうにもならないほど、穴らだけになっていってしまいます。

この虫を捕まえようと思っても小さくて地面に落ちるとわからなくなってしまいますので、駆除をするには、このダイコンサルハムシに効く薬を散布しておけば、飛翔して、葉にやってきた虫は、すべて退治することができます。

薬の使い方は簡単で、箱の中に入っている1袋を1リットルの水に溶かして、噴霧器で散布するだけでOKです。全体的にかかるように散布しておいて、数日たってから葉を見てみればわかると思いますが、葉の上で動かなくなっていたり、虫による食害がストップしているので、すぐに退治できたというのがわかるかと思います。薬の効き目も長いので、安心して野菜の成長を楽しみに待つことができます。私が見ていて思うには、やはり温暖化の影響で予想もつかないような害虫が大量に発生しているような感じに見えます。皆さんも大事に育てている野菜の葉が穴だらけにならないようにしていきましょう。

ほうれん草に大量の小さな黒い虫がいた時の対処方法

ほうれん草が大きくなってくる季節になりました。私の畑でもほうれん草をたくさん栽培しております。今の時期は、とても大切な時になりますので、小まめに葉の表と裏を見るようにしております。でも、ちょっと油断をすると、ほうれん草の状態が悪くなってきてしまうんですよね。

前に失敗してしまった事があるのでお話いたします。いつものように、ほうれん草を栽培していたのですが、他の作業が忙しく、何日もそのままにしておいたんです。久しぶりに、ほうれん草の様子を見に行ったら、葉に緑の濃淡がでてきていたり、葉がなんだか細くなって波打って、生育が悪化していたんです。これは、何がおきたのか、よく見てみたら、小さくて黒い大量のアブラムシがびっしりとついていたんです。このアブラムシが原因でモザイク病にかかっていたみたいです。

発病してしまった、ほうれん草は抜き取り処分して、残りのほうれん草には、アブラムシを駆除する薬をスプレーしたのでなんとか被害を少なくすることができました。アブラムシは、知らないでいるとあっという間にたくさん増えてしまっていることが多いので注意が必要です。アブラムシがついたほうれん草を見たことがある人なら、その数の多さにびっくりしたことがあるのではないでしょうか?

あと、たまにスーパーなどで購入したほうれん草に小さな黒い虫がついていることがあります。この小さな虫もアブラムシになります。初めて見た人は、すぐにそのほうれん草を捨ててしまうケースが多いですが、食べられるので、その時の対処方法を記載しておきます。

まず、ほうれん草を根元から切り、バラバラにします。手で触っても熱くないお湯をタライに貯めます。そして、ほうれん草を浸してから、ざっくりお湯を切ります。次に一枚一枚お湯に流しながら洗っていけば簡単に虫が取れますので、それから調理することができますのでやってみてください。せっかく買ってきた、ほうれん草を食べずに捨てるのはもったいないと思います。