ツツジにグンバイムシが大量に発生したときの駆除方法

ツツジにグンバイムシが大量に発生するときがあります。これはツツジグンバイといって大きさは約3~4mmくらいになります。成虫の体を見てみると、平らで翅をたたむと軍配のような形をしているのですぐにわかると思います。

成虫は、透明で翅脈がレース状にみえ、背面から見るとX字状の黒褐色の紋があり、軍配状になっています。胸部は、横から見ると少しふくれていて黒色になっており、幼虫は、翅がなく、体のまわりにトゲがあります。

この虫は、成虫も幼虫もツツジの葉の裏に寄生して、細長い口で吸汁していきます。
これが大量にいると、すぐにツツジの葉は葉緑素が抜けていくので、白くカスリ状になっていきます。白くカスリ状になった葉の裏側には、虫の排泄物による黒い斑点状の汚れがたくさんあります。葉に生気がなくなっていくので、生育も悪くなっていきます。

梅雨が終わった後(夏から秋)に高温、乾燥の時期になるとツツジの葉にカスリ状の白い斑点がでてくるようになります。これが初期の被害の段階です。やがて葉全体に広がって落葉するようになります。葉の裏には、透明な翅をもった成虫やトゲだらけの幼虫がたくさんいるのですぐにわかります。ツツジは、吸汁加害のため葉が変色していき、枝の伸長も悪くなっていき、花芽の形成も悪くなっていきますので、翌年の開花も著しく少なくなっていきます。

この虫の生態は、春になると活動を始め、成虫は葉裏の表皮の下に卵を産卵していきます。この卵は1週間くらいで孵化して幼虫になります。幼虫の頃はまとまっているので、葉の裏を集団で吸汁加害していきます。20日くらいたつと成虫になります。

このツツジグンバイの駆除方法ですが、このグンバイムシに効く薬が即効性がありとてもよいです使用方法は簡単で、まず、水を1リットル用意して、その中に乳剤の原液を1ml投入してよくかき混ぜます。あとは、噴霧器を使って散布すればすぐに駆除することができます。 

薬を散布しておけば、グンバイムシもすべて駆除できますし、綺麗なツツジの花を毎年見ることもできます。

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