トウモロコシを食べる幼虫を退治する方法

トウモロコシをつくった事がある人なら一度は見たことがあるともいますが、トウモロコシの葉や実に食べられた後があり、葉をめくったら実を食べている幼虫がいるのを見たことがあると思います。

これは、アワノメイガという幼虫で雨が降らないような暑い夏に大量に発生します。アワノメイガは、メイガという蛾になりますが、このメイガは、近年の温暖化で異常に増えていっております。
この幼虫をそのままにしておくと、実ができる前の雄穂、雄花が食べられていき、実もなくなっていきます。更にこの幼虫は、食べ進み、トウモロコシの茎まで食べていくので全体の生育が悪くなっていきます。

アワノメイガは、冬は、イネ科の植物の茎の中ですごし、暖かくなってくると出てきて成虫になります。イネ科の植物なんて畑のまわりにはたくさんあるものです。成虫になった蛾は、トウモロコシを見つけると、葉の裏にたくさんの卵を産みつけます。
この幼虫が、孵化し、葉・茎・実を食べていき、もっとも被害がでてくるのが8月頃になります。

このアワノメイガの幼虫の駆除方法ですが、トウモロコシの雄穂が出始める頃に、このアワノメイガに効果のある薬を散布しておくと退治することが出来ます。このとき、葉の両面に薬剤がかかるように散布するようにします。この時期に薬剤を散布すると幼虫が茎に入る前に退治することができるのです。

メイガ系は、あちらこちらでよく見かけるようになってきましたが、それだけ、外敵がいないことと、増えやすい環境になってきたためと思われます。トウモロコシをこれから作ろうと考えている人も雄穂が出始める頃になったら、アワノメイガに効果のある薬を散布しておけば幼虫を退治できますので、参考にしてください。

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