サトウキビを食い荒らす幼虫の駆除方法

近年の温暖化とともにサトウキビを食い荒らす蛾の幼虫が大量に発生しております。この虫は外来の蛾で、名前は、アフリカシロナヨトウといいます。

アフリカシロナヨトウの幼虫は、白色で約4cmくらいになります。葉をどんどん食べていくと脱皮をし、緑色になっていきます。
成虫になると10日間ほど生きますが、すぐに交尾をして雌は500以上の卵を葉に塊で産卵します。この卵は、5日ほどするとすぐに孵化し、サトウキビの葉をどんどん食べ、2週間もすれば成虫になります。

この幼虫を攻撃する外敵がほとんどいないので、すべての幼虫が成虫になると、あっという間に
畑が全滅に追い込まれていきます。また、成虫は長距離の移動が可能で、50kmも離れた場所に飛んでいくことも可能です。もともと、アフリカの方で大発生しており、この蛾や幼虫を見かけると恐れられているほど、やっかいな蛾になります。どうして恐れられているかといいますと、その幼虫の数がはんぱではなく、ものすごい量になるんです。あの幼虫の数を見ると、恐ろしくなってきます。何故、日本に入ってきたかは、不明ですが、どこかに卵が入ってきて、それが孵化し増えていったと思われます。
この幼虫をもっとも多く見かける月は、8月頃になり、イネ科の植物のサトウキビ・イネ・トウモロコシなどの葉をどんどん食い荒らします。あっという間に、食い荒らされてしまいますので、早急の駆除が必要になってきます。

このアフリカシロナヨトウの幼虫の駆除方法ですが、この蛾は、ヤガ科になりますので、ヤガ科に効果のある殺虫剤を薄めて散布すればすぐに退治することが出来ます。また、葉をチェックし、卵の塊があったら取り除き、処分しましょう。

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