ソメイヨシノにいるクビアカツヤカミキリの幼虫を退治する方法

私の友人は、庭に桜の木(ソメイヨシノ)を植えており、毎年、花が咲くのを楽しみにしております。この桜の木は、30年ほど経っているので、春になると見事と言っていいほど、綺麗な桜を咲かせますので、皆で集まって木の下で花見などをしたのを覚えております。その大切な木が、何かの虫の被害に遭っているというので行ってみると、木の根元辺りに、木屑がたくさん落ちておりました。この木屑を触ってみると、やや固いような感じがする木屑です。木屑が出てきている場所を調べてみると、5カ所に小さな穴があいておりました。私は、虫には詳しいので、カミキリムシだというのはわかったのですが、いったい何の種類なんだろうと思いました。木の上の方や、まわりの植木を調べてみると、 icon-search-plus 「発見しました!黒くて首が赤いカミキリムシ!」このカミキリムシは、近年、問題となってきているクビアカツヤカミキリという種類です。

icon-bug クビアカツヤカミキリは、特定外来生物に指定されており、飼育や運搬などは禁止されている昆虫です。成虫の体長は、30mmくらいで全体的に黒くなっており首の部分が赤くなっております。このクビアカツヤカミキリが加害する木は、桜・ウメ・桃等の木になります。クビアカツヤカミキリは交尾すると枝や幹の樹皮の割れ目に産卵し、この卵は、10日くらいで孵化します。卵の数は、驚くことに、なんと500~1000個近く産むようです。幼虫の数が多いので、このカミキリムシに産卵された木は、あっというまに木の中が空洞だらけになり、枯れていってしまいます。このカミキリムシが木の中に入っていると木屑がかなり外にでているので、すぐにわかると思います。

 icon-eye 友人の木を加害している虫は、クビアカツヤカミキリだとわかったので、これは一刻も早く退治しなければ、大切な桜の木が駄目になってしまいます。私は、針金を持ってきて、木屑が出てきている場所に針金を押し込み、綺麗に木屑を取り除きました。残りの4カ所にも針金を木屑の部分に押し込み、何回かほじくると木屑がとれて穴だけになります。この穴の中に、カミキリムシ用キンチョールのノズルを差し込み、噴射します。残りの穴にもノズルを差し込み噴射しておきます。このカミキリムシ用のキンチョールを噴射してから1ヶ月ほどたってから桜の木を見てみると、木屑はまったく出ていなかったので、すべて退治することに成功できたようです。クビアカツヤカミキリは、成虫を見つけたから必ず捕殺してください。万が一、産卵されて幼虫が孵化してしまったら、木屑がでてきますので、早期発見につとめ、見つけ次第、その穴にむけてノズルを差し込み噴射すれば問題は解決すると思います。

“ソメイヨシノにいるクビアカツヤカミキリの幼虫を退治する方法” への2件の返信

  1. このスプレーは、すぐに効くので、うちのソメイヨシノは、いまだに元気です。こういった専用スプレーがあると助かる!

    1. おはようございます。ネットニュースでも出ておりましたが、クビアカツヤカミキリがものすごい勢いで増えていっているみたいです。庭の木や近所の木を確認するようにしてみてください。近所の木が被害にあっていたら、教えてあげるといいと思います。あっという間に、増えていきますので、早めに退治することが大切になります。

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