カリフラワーについていたアオムシみたいな害虫

カリフラワー 害虫

私の仲間にカリフラワーを少しだけ栽培している方がいるのですが、「アオムシみたいな虫がいるんだけど見に来てくれる?」と言われたことがあります。時期的に見ても青虫だろうと思ったので、行ってみると、青虫みたいに青いけど少し違うようでした。よく見てみると、蛾の仲間のコナガだということがわかりました。

青虫は、体長が3~4cmですが、コナガの幼虫は、約1cmくらいになっていますので、大きさで区別がつきます。

このコナガは、アブラナ科の野菜によくいて、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツなどの野菜を好んでやってくるため、とても厄介な害虫になっています。

コナガの幼虫は、葉の中に潜って葉肉を食べながら大きくなり、ある程度、大きくなったら葉の外へ出て葉の裏側から表皮を残して食べていくため、食害された葉は、不規則に穴が開き、葉脈のみ残して加害していくので、葉の表面は白く透けて見えてくるようになります。

コナガは、小菜蛾と書き、その漢字のままで、菜にいる小さいな蛾という意味です。
多く発生する時期は5~7月と9~10月の2回で、その時の適温は20~25度になり、成虫の蛾の産卵数は、約100~200個くらいで、葉裏の葉脈に沿って1卵ずつ点々と産卵します。
この数の卵が孵化したらあっという間に葉はボロボロになっていくのがわかると思います。

コナガの幼虫を見つけたら、この葉を食べる虫に効く薬を幼虫がいる場所にスプレーしてください。カリフラワーに穴が開いているような葉にも全部、スプレーしておくと、退治することができます。このスプレーは、アオムシ・ヨトウムシにも効きますので、穴だらけになるまえに対策をしておくと安心して収穫ができます。

“カリフラワーについていたアオムシみたいな害虫” への2件の返信

  1. 家の畑のキャベツにいたのはコナガだったんだ!ずっと青虫だと思っていましたが、大きさは1cmくらいだったんで覚えています。教えてくれてありがとうございます。

    1. おはようございます。私も最初に見た時は、アオムシって思ってしまいました。大きさが違うので、一度、覚えたら間違えなくなりますね。

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