シンビジウムの葉に黒い斑点が無数に出てきた時の対処方法

葉枯病

シンビジウムは、洋ランで、ランの中でも丈夫なほうで、寒さにも強く、定期的に植え替えを行って、太陽に当てるようにすれば、よく育ち、綺麗な花を咲かせます。

この花をよく見ると、株の根元に丸く膨らんだ茎の変形した部分がありますが、ここに養分や水分をためて生育しているのです。

私の家でも、エンザンスプリング イン・ザ・ムードをもらったことがあり、ピンク色の花をたくさん咲かせたので、玄関の所に出しておいたら、近所でも話題の花になってきたんで、少し自慢の
花だったんです。ところが、数年前に、葉に黒い斑点が無数に出てきたことがあるんです。

この黒い斑点を見ていると何かに似ているような気がしました。そう!あのバナナの皮に黒い斑点がでてきますよね?あの症状にそっくりだったんです。
これは、何だろうと思って調べてみると、「葉枯病」と言うことがわかりました。

葉枯病は、炭そ病の一種で、カビによる病害になります。はじめは、葉先の方から発病し、褐色の小さな斑点がでてきて、やがて斑点は拡大していき、褐色の病斑となっていくのです。
そのままにしておくと、大形の病斑になっていき、激しい葉枯れ症状を起こします。
発病した部分と健全な部分との境は、黄色くなっており、進行はゆっくりですが、やがて葉全体に広がっていきます。

カビによる被害なので、胞子が飛んでしまうと他の植物にも害がでてきますので、シンビジウムの黒くなって変色している部分を切り取って、まわりも綺麗にしてから、この葉枯病に効く薬を花や葉にスプレーしておきました。胞子が飛んでいるかもしれなかったので、まわりの地面や植物にもスプレーしておいたところ、その後、被害をくいとめることができました。

あれから、葉が変色することは、なくなり、毎年、見事な花を咲かせており、香りも良いので楽しんでおります。

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