柿がカキノヘタムシガの被害にあったときの対処方法

カキノヘタムシガ

私の畑には、柿の木が3本植えてありますが、何年かに一度、カキノヘタムシガの幼虫の被害にあうことがあります。

この幼虫は、柿のヘタの近くから実の内部に侵入し、内部を食害していき、やがて落果させます。加害されている実をつかむと、幼虫が柿のヘタの部分から顔をだすことが多いので、ヘタムシなどと呼ばれております。
この幼虫が、やっかいなのは、1匹の幼虫が数個の柿の実を加害していくので、知らないでいると
被害はとても大きくなります。

私の家の近所に町田さんがいるのですが、柿の木を何本も持っていて、柿の実を時期になるとJAに出荷しております。この町田さんもこの虫の被害にあったことがあるんですが、9月頃にこの幼虫がたくさんいることを知らずにいたら、ほとんど落とされて出荷できないような状態にされたことがあります。幼虫が侵入した柿の実は変色していき、やがてヘタを残して落下します。
樹上に残っているヘタには、穴があり、そこに虫の糞があったら幼虫がいると思ってください。

このときの被害は、とても大きくどうしようもできない状態で、次の年には、幼虫をださないようにこまめに薬をまいて対処しました。

カキノヘタムシガの成虫は、年に2回、5月上旬~6月中旬、7月上旬~8月中旬頃の2回発生します。卵は、柿の新芽の周囲に産卵し、卵から孵化すると葉芽に入って食べ、大きくなると果実に入って内部を食べていきます。幼虫が卵から孵化する前に薬を散布しておくのがベストになります。

カキノヘタムシガの幼虫の駆除方法ですが、5月上旬頃と7月上旬頃の2回、幼虫が実の中に
入る前に、このカキノヘタムシガの幼虫に効く薬を水に1500倍に薄めて散布してください。

この蛾の幼虫は、薬を早めにまいておけば駆除できますので、参考にしてください。

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