アジサイの葉に、赤茶の斑点がいくつかでてきたときはありませんか?
葉に赤茶の斑点がでてくると褐斑病になっている可能性があります。
これは、(かっぱんびょう)といって進行すると斑点が円形になって広がっていき、褐色になって落葉し、枝の葉がなくなっていきます。これが全体的に広がっていきますので、生育が悪くなっていきます。
褐斑病は、草花、野菜、樹木などの葉に発生しておりますが、これは、カビの仲間によっておきる病気になります。
症状がでてくると、斑点になった部分は、やがれ枯れていき、増えてくると全体が枯れてきたり、黄色くなって落葉したりします。多発すると、全体的に生育が悪くなり、花色も悪くなり枯れていってしまいます。
現在の気候が温暖化により、多雨や多湿になってきたので、こういった状態になる紫陽花が増えて言っております。雨が多い年は、この症状が多発する傾向が強いです。
このカビの菌は、前の年に発病した枯れ葉などで冬を越します。春になると、暖かくなってくるので、枯れ葉の病斑にある黒い粒の中や病斑部分でカビの胞子が作られ、雨などで空中に飛散して、葉に感染して症状を起こします。
褐斑病の症状がでた葉を見つけたら早めに取り除き、まわりにある落ち葉も処分してください。
そして、風通しがよいように剪定してから、この褐斑病に効く薬を水に2000倍に薄めて散布してください。症状がでていた紫陽花に散布したら、まわりにある植物にも散布してください。褐斑病は、カビの菌なので、この薬をまいておけば、カビの菌を退治することができます。