オリーブの枝に黒いコブのようなものができていたとき?害虫の仕業?

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ゴマダラカミキリ

私の家から2kmほど離れた所に江本さんという人がいるのですが、この人の畑には、たくさんのオリーブがあります。そこのオリーブの木に黒いコブのようなものができていたことがあります。

ここで黒いコブのようなものと考えると、根頭癌腫病が頭に浮かんできます。
根頭癌腫病は、バラ科の植物に多く発生し、モモ、ビワ、リンゴ、梅、ナシ、プラム、サクランボ、プルーン等がなりやすいです。

症状は、幹の地際付近や根の部分にコブ状のものができます。
できはじめの時は、コブには弾力があり、これが進行すると肥大していき、やがて黒色になって硬いコブになります。コブは切り取っても再生することが多いです。
根頭癌腫病に感染した苗があれば、土壌は汚染されていき、他の植物に次々と感染を起こし、被害が広がっていきますので、感染した苗は、土ごと綺麗に処分した方がベストだと思います。

オリーブは、モクセイ科の植物になっていますので、根頭癌腫病にぜったいにならないとは、いいきれませんが、なりにくいと考えられます。

では、江本さんのオリーブの枝にできた黒いコブは何か?といいますと、次の害虫が、頭の中に浮かんできました。

・オリーブアナアキゾウムシ
・ゴマダラカミキリ

この2つの害虫は、オリーブの木に頻繁にやってきます。

オリーブアナアキゾウムシは、形は、象のような鼻をもっている虫です。オリーブを見つけると、木に穴を開け、象のような鼻を使って、樹皮を食い荒らしていきます。
この虫の寿命は3年くらいで、幼虫→さなぎ→成虫へと変化します。産卵の時期になると約200
個も産み、活動期も長く4月~11月まで活動します。
産卵期は、4月~10月で、産み付けられた卵は、約1週間くらいで孵化し、2ヶ月もたつと成虫になります。このため、幼虫と成虫が活発に活動する8月~10月は、一番被害が出てきます。

オリーブアナアキゾウムシは、オリーブの木が大好きで、幼虫は樹皮に潜入し、ぐるぐる回るように幹の柔らかい部分を食い荒らしていきます。成虫は、地面近くの樹皮から、枝の樹皮まで食べていきます。幼虫は、木の根元周辺の土から10cmくらいの場所に潜んでいるので、江本さんオリーブの木の下の方を調べ見たのですが、荒らされていませんでした。

もし、貴方のオリーブの木の下が荒らされているようでしたら、この虫の仕業なので、このオリーブアナアキゾウムシに効く薬を2000倍に水に薄めて散布してください。4月と7月の2回、散布すると良いと思います。

では、江本さんの木を荒らしたのは、何かといいますと、ゴマダラカミキリになります。木の根元を調べてみると、おかくずのような物がばらばらと落ちていて、木にも穴が開いています。穴の近くからは、木のくず(糞)らしきものも出ていました。私は、穴の近くにある木のくず(糞)をどかして、このカミキリムシに効くスプレーを穴の中にふきつけました。このスプレーは、木の中の届かないような場所にまでガスがとどきますので、幼虫も全部死にます。

スプレーをまいてから1ヶ月くらいしてから木の様子を見に行きましたが、木も荒されてもいなく、被害はおさまりました。

近年の温暖化で、日本の四季がなくなってきたような感じになり、このままですと、冬場でも害虫が活発になるような時代が来ているような気がいたします。早めに気がついて対策を行いましょう。

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