梅の木にびっしりと害虫がついていたときの駆除方法

梅の木の害虫

私の家の近くでは、自分の庭や畑の脇などに梅の木を植えている人が多いです。
梅の種類は、南高、白加賀、豊後の3種類が多く、毎年、梅の実がなると6月頃にブルーシートを広げて、梅の実を落として収穫しております。

昨年も6月に、大量の梅の実を採ることができたのですが、近所の佐藤さんの家だけ梅の実がならなかったみたいで、どうしたのか行ってみると、木にたくさんのタマカタカイガラムシがついておりました。

佐藤さんは、気がついていなかったみたいなので、このカイガラムシがいるから梅がならないんだよって言うと、はじめて害虫がいるのをそこで気がついておりました。

タマカタカイガラムシは、球形で赤褐色に暗褐色の横長の紋があり、雄は約2mmくらいで、雌は約5mmくらいの大きさです。5月頃になると梅の木に大量に発生することが多いんです。
このカイガラムシがいると、天敵のアカボシテントウも出てくるので、カイガラムシは、体から分泌する甘露を出し、それをアリに与えて外敵から身を守ってもらっております。

タマカタカイガラムシが大量にいると、梅の木の枝は枯れていくので、梅の実もならなくなっていきます。また、排泄物もたくさんでるので、すす病も発生します。
すす病になると、枝や幹や葉が黒いすすのようなもので覆われていくので、光合成も阻害されるので、生育も悪くなっていきます。

このカイガラムシの駆除方法ですが、梅の木には、マシン油乳剤がいいのですが、これを使うとベタベタしてきてしまうので、タマカタカイガラムシに効く薬を水に1000倍に薄めてから散布してください。梅の収穫後~落葉前 の間に2回ほど散布すれば退治できると思います。

佐藤さんの家の梅の木は、南高なので、木を枯らしてくのはかわいそうなので、私が薬を散布しておいたので、現在では、カイガラムシの姿はありません。今年は、たくさんの大きい実をつけてくれると思います。

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