リンゴの木にやってくる害虫で実が腐ってしまう時の対処方法

林檎

リンゴの木は、寒い地域以外では、栽培が難しくなります。寒い地方だと害虫の数も少ないと思いますが、暖かいエリアでリンゴの木を栽培していると、いろいろな害虫がやってきて実をとれるような状態でなくなるときが多いです。しかし、毎年、実がなるようでしたら、害虫の駆除をして、美味しいリンゴの実をとり、食べるのがベストだと思います。近年は、温暖化で、北海道、東北、中部山間地なども暖かくなってきたので、害虫の問題は、深刻になってきたと思います。

私の近くにも、リンゴの木を30本持っている、風間さんという人がいますが、風間さんのところによくやってくる害虫は、カネタタキ・モモシンクイガ・キンモンホソガ・ナシヒメシンクイ等がやってきて、特に多いのがモモシンクイガとナシヒメシンクイになります。
このタイプの害虫は、リンゴの実や葉に侵入して害を与えていくので、リンゴの実も駄目になっていきます。

モモシンクイガは、6月の中旬頃から8月にかけて出てきます。成虫の寿命は、約1週間くらいで、幼虫は、果実の中に潜って害を与えていきます。この虫の、幼虫とサナギは、土の中にいるので、このときに薬をまいても効果がありません。7月の上旬になったら薬を散布しておくと安心です。

キンモンホソガは、幼虫は、リンゴの葉の中に入り込み、葉を食べていきます。この幼虫が大量に発生すると、リンゴの育ちも悪くなり、リンゴの糖度も落ちていきます。
幼虫は、葉の中を食害していきます。初めはトンネル状になっていますが、幼虫が大きくなってくると輪を描いた形になり、葉が裏側に湾曲します。葉が、複数の幼虫に加害されると、葉全体が縮れて変形していきます。

駆除方法ですが、モモシンクイガは、リンゴの実に害虫がいるような感じがあったら、7月の上旬頃に、モモシンクイガに効く薬を散布してください。

この薬の使い方ですが、モモシンクイガに対しては、水に1000倍に薄めてから散布してください。効果も早いのですぐに退治できると思います。この薬は、毛虫・アブラムシ・カメムシ・バッタ等にも効きますので、かなりの範囲で効果が出ると思います。

葉が湾曲していたり、縮れて変形していたら、キンモンホソガになりますので、キンモンホソガに効く薬を散布してください。これは、2000~4000倍の範囲で薄めて散布してください。この薬は、カメムシ・ハエ・アザミウマ・アブラムシ等にも効きますので、効果は大きいです。

あと、風通しがよくなるように剪定しておけば、美味しい林檎が食べれると思いますので、がんばってみてください。

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