庭や玄関にナメクジが大量発生した時の駆除方法

ナメクジは、石の下や植木鉢の下などにいるのを皆さんは、見たことがあると思います。

ナメクジは、雨の日や夜間に活動することが多く、花・つぼみ・葉・茎などに害を及ぼします。皆さんの庭にいるナメクジは、1種類ではなく、実は、4種類いるんです。その種類は、ナメクジ、ノハラナメクジ、ナマナメクジ、チャコウラナメクジになります。

このナメクジは、1匹で雄と雌の両方の生殖機能をもっている、雌雄同体の生き物になりますので、交尾をしてお互いに精子を注入してどちらも産卵ができます。ナメクジの卵は、半透明で丸くなっていて、1回で20~50個くらい産み、生涯では200個くらい産みます。産卵期は、冬~春になるので、梅雨時期になると多く見かけるようになってきます。

ナメクジは、花の花びらやつぼみを見つけると、どんどん食べていきます。このほかにも、キュウリ・レタス・キャベツ・白菜・イチゴなども食べますので、知らないうちに被害が拡大していきます。

近年の気候は、もっとも繁殖に適した環境になってきているので、大量に発生してしまっている原因にもなっております。

このナメクジがやっかいなのは、寄生虫がいる確率が高く、この寄生虫は、広東住血線虫といいます。この広東住血線虫は、体長22mmくらいの線虫で、万が一、人間の口に入ると、胃や腸の壁から血液やリンパ液により全身に回り、やがて脊髄や脳などの中枢神経系に集まってきます。そして、幼虫が脊髄から脳に侵入すると好酸球性髄膜脳炎を起こし、激しい頭痛、発熱、顔面麻痺、
昏睡、神経異常などの髄膜脳炎の症状が約2週間ほどの潜伏期の後に出現すると言われています。

昔、ナメクジを食べて昏睡状態になってしまった人が海外でニュースになったことは、皆さんもご存じかと思います。それだけ、恐ろしい病気になるのです。

ナメクジが野菜などにいたときは、這ったあとの粘液にも寄生虫がいることがあるので、流水でよく洗うようにしてください。

このナメクジが大量に発生してしまった時の駆除方法を下記に記入します。

1)まず、大きめのペットボトルを用意します。上から10cmくらい下がった場所で切ってください。切ったペットボトルを横に寝かせると、虫が入りやすくなると思います。

2)次に、このナメクジ専用の薬を切ったペットボトルの中に入れて、玄関や庭のナメクジが出没するエリアに横に寝かせて置いておくだけでOKです。1週間もおいておけば、ペットボトルの中にナメクジが入って毒エサを食べるので、黒くなって死んでおります。後は、容器ごとすてれば駆除は完了です。この薬は、ナメクジがどんどん集まってくるので、早めに駆除することが可能です。

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