ハクビシンと聞いて、その姿を詳しく知っている人は少ないと思います。
ハクビシンは、ぱっと見るとタヌキやアライグマにも似ておりますが、よく見ると区別がつくようになります。この動物は夜行性で昼間は行動はしないので、みなさんが見ることはあんまりないと思います。私は、山の夜道もたまに車ででかけますので、道の脇にいるハクビシンを何度も目撃しております。
ハクビシンは、タヌキやアライグマに比べて、ジャンプ力やバランスに優れており、ブロック塀・縄の上・細い木の枝の場所でも簡単に移動することができます。しかも、体が猫のように柔らかくなっているので、狭い場所でも簡単に通り抜けることができます。
この動物がよく食べるものは、芋類になりますが、果実は特に大好きなので畑にでて食い荒らして
いる状態です。私が、いままででハクビシンが畑に来て食い荒らしたと聞いた畑は、ブドウ・桃・リンゴ・柿・イチゴ・スイカになります。それだけ、果実のたくさんある場所には必ずといってよいほど出没しております。
ハクビシンは、全国的に見ても圧倒的な頭数で増えていっております。また、この動物はすばしっこく、繁殖力も強いので、駆除しても駆除しても間に合わず、深刻的な問題になっております。
このハクビシンは、狭いところをすり抜け、木登りも得意なのですが、電気ショックが大の苦手に
なります。畑にネットを張りめぐらしている人も見かけますが、7cmくらいの隙間があれば、そこからいとも簡単に入ってきてしまいます。ジャンプ力・木登り得意・狭いところ得意な習性を利用した弱点は、ズバリ電気になります。
ここで、ハクビシン用に電気を有効に活用した設置方法を説明します。
まず、この電気柵を用意します。ぶどう畑のすみに、家の形の機械を設置してから、畑のまわりに支柱をさしていき、柵線を張っていきます。このとき、一番下の棚線は、地面から15cmのところになるように張っていき、次の棚線は、地面から30cmくらいのとこになるように張っていき、次の棚線は、地面から45cmのところになるように張っていきます。こうすることで、15cm間隔の棚線が張られるので、ハクビシンがジャンプしてもこの棚線にぶつかり、電気が流れますので、電気ショックを受けた、ハクビシンはものすごく驚いて逃げていきます。電気ショックを受けたハクビシンは、あの場所は、とても危ない場所と認識しますので近寄らなくなります。
尚、棚線が3段になりますので、棚線がたりなかったら、この電気柵 サービスキットを追加で仕入れてください。
私の知人のぶどう畑は、この方法をおこなったところ、ハクビシンによる被害はなくなったと聞いております。