ダイコンの葉を食い荒らす黒い害虫の駆除方法

ダイコンを栽培していると葉に真っ黒い幼虫がいて、葉を触ると、ポロッと地面に落ちます
幼虫は黒いので地面に落ちると、どこにいるかわからなくなります。ダイコンの葉の下にこの黒い幼虫が落ちると、とても探しずらくなります。ダイコンを栽培している人なら想像が出来ると思います。
この真っ黒な幼虫がたくさん出てくるとダイコンの葉もあっという間に食べられてなくなっていきます。
この幼虫は、カブラハバチの幼虫で、成虫は、体長8mmくらいで胴体がオレンジ色で頭とハネが
黒いです。幼虫は黒くて体長が2cmくらいで、体側に13個の黒紋があります。皆さんもこの成虫が飛んでいたり、ダイコンの葉にとまっているのを一度は見たことがあると思います。

成虫は、ダイコンの葉肉の中に卵を産みつけると、孵化した幼虫は、柔らかい葉をどんどん食べて大きくなります。幼虫が大きくなると、葉脈だけを残して食べつくしていきます。
幼虫がたくさんいると、丸いような糞がたくさん葉や茎につくのでわかるかとおもいます。
幼虫は、昼間でも集団で葉について食べているので、見つけたら捕殺します。しかし、この成虫と幼虫の外敵がいないため、どんどん増えていってしまっているのが現状です。

私の知人の畑でも、やはり、ダイコンの葉に、黒い幼虫がいたので、捕殺しようとして葉にさわったら、ポロッと落ちて、あとはどこにいったのかわからなくなってしまったそうです。ダイコンの葉って広がっているので、その下を探すのってかなり大変なんです。知人は、かなり大きな規模でダイコンを栽培しておりますので、この幼虫の駆除はとても大変になります。そこで、私が、このカブラハバチに効く薬散布したところ、すべて退治することに成功しました。薬が効いている効果も長いので、駆除できてよかったです。

しかし、近年、野菜の害虫が増えているので、自分たちの畑を駆除しても、他の畑でカブラハバチがいたら、いつやってくるかわからないので、こまめにチェックが必要になってきます。皆さんも黒い幼虫には注意してください。

チャバネゴキブリが大量に発生した時の駆除方法

ゴキブリにもいろいろな種類がいますが、一般の家庭でもっとも多いのがチャバネゴキブリになります。ゴキブリは全体的に恐竜がいた時代から姿を変えずに生息してきました。この姿を変えないということは、それだけ今の形が時代を生き抜いていくためにベストの状態ということです。

ゴキブリの生命力は、かなり強く、殺しても殺してもどこからともやってきてくるので、その生き抜く強さは皆さんもご存じだと思います。

このチャバネゴキブリの繁殖力はとてもすごいことになっており、交尾して1回に産む卵の数は、約30個以上で卵を産卵する間隔は、ゴキブリの環境の良いところで1週間、環境の悪いところで2週間になり、産卵期間が短く、すごいはやさで繁殖していきます。家の中は、環境が良いのでどんどん増えていきます。

チャバネゴキブリを見つけたら、ハエ叩きなどで叩いて殺す人がいますが、このゴキブリは、お腹に卵の塊を抱えており、ゴキブリを叩いても、この卵の塊を落とし、子孫を残します。この生命力の強さには驚かされます。卵には、殺虫剤はまったく効かないので、1週間後には孵化して幼虫がたくさん出てきます。

ゴキブリには、目があるように見えますが、この目は退化しており、触角で臭いや味を判断し、体中の毛で空気の流れをキャッチしております。このため、空気の流れが激しい、昼間にはあんまりでず、夜になって人間が寝た頃は、空気の流れが落ち着いているので、たくさんでてくるのです。

夜になって出てきたゴキブリたちは、生ゴミ・お菓子・髪の毛・フケ・ホコリ・虫の死骸・ネズミの糞・紙くずなどなんでも食べます。エサに困ることは滅多にないのですが、もし、なくなっても、彼らの身体には、脂肪体というエネルギーを蓄える場所がありますので、そこから補給することができます。

ゴキブリは、学習能力も高いので、粘着シートを置いておくと、数匹が貼りつきます。貼りついたゴキブリは、仲間にここは危険とテレパシーのようなもので連絡をしますので、他のゴキブリは近寄らなくなります。このテレパシーのようなもので連絡しあうのは、群れている虫たちがもっている特殊な能力になります。
蟻などを観察すると、お互いが触角で連絡しあっているのを見たことがありませんか?まさにあの行動がそうなのです。危険な場所・エサの場所は、すべて連絡しあっています。

この生命力の強いゴキブリの弱点ですが、ゴキブリの身体には、気門という場所があります。これはゴキブリの身体の側面に複数あり、ここから空気をとり込み呼吸をしております。ゴキブリを見つけて殺虫剤で、スプレーすると動かなくなるのは、この気門から毒ガスが入るので動かなくなるです。しかし、毒ガスも卵には効かないんです。

では、大量のゴキブリが出たときには、どのように退治をすれば良いかを説明します。少量のゴキブリなら、以前、記事に書きました、ブラックキャップで十分です。しかし、相手が大量のチャバネゴキブリの場合は、そうはいきません。

ここからチャバネゴキブリに対して有効な攻撃方法を記入いたします!

1)まず、この天然ひば油を用意します。そして、100mlのスプレー容器の中に10滴たらし、無水エタノールを20mlくらい入れてから水を80ml入れます。このとき、水は、売っている水にしてください。ひば油の力を100%発揮できます。これをゴキブリがでてきては、嫌な部屋にスプレーしていきます。部屋の四隅にスプレーしていくと良いです。

このひばの木は、香木とも言われる香りが強い木で、その香りは緊張を和らげ、落ち着きを与えるアロマ・リラクゼーション効果があります。この木は、枯死しても芯まで腐らないほどの耐久性があります。このひばの木がある場所では、シロアリ・カビ・ゴキブリなどを寄せ付けないほどの抗菌力がありますので、地元の皆さんは、この木の近くでは、害虫は見たことがないといいます。

ここでわかったと思いますが、ゴキブリには気門があると書きましたね。このひばの香りがゴキブリの気門から入ると抗菌作用があるので、ものすごく弱っていくのです。弱っていったゴキブリは、身体全部が弱っていき、身体の中の卵にも影響が出てきますので、この香りがする場所には近寄らなくなるんです。ハッカ液でも効果はありますが、ハッカの場合は、香りが1日でとんでしまうので効果がなくなってしまうんです。

2)弱っていったゴキブリたちは、ここは危険な場所と判断し、一軒家だと外にでていき、新しい場所を求めて移動を開始します。多少残ったチャバネゴキブリは、生ゴミの近くに集まりやすいので、生ゴミの近くにゴキブリ全滅用の薬を置いておけば、残りは退治できます。この薬は6ヶ月も効果を保ち、ホコリも付きにくいのでとてもいいです。これを食べたゴキブリは家の外に出て死んでくれるので死骸を見なくてもすみます。

ひば油だけでもOKですが、心配な方は、ゴキブリ全滅用の薬も置いておくと更に効果があります。この記事にも書いてありますが、ゴキブリの生命力はとても強いので、貴方の家のゴキブリを退治しても、また、どこからかやってくるので、定期的に天然ひば油をスプレーしておくことをおすすめいたします。

白菜の害虫!葉を食べるヨトウムシを駆除する方法

白菜をつくっていると、いつの間にか葉がボロボロにされて、昼間は葉に何もいないのに被害だけがどんどん進んでいって、白菜が穴だらけになった事がある人は多いと思います。

これは、ヨトウムシといってヨトウガなどの蛾の幼虫になります。このヨトウガは、ヨトウガ・シロイチモジヨトウ・ハスモンヨトウなどの種類になります。ヨトウガの雌は、1匹で約1000個以上の卵を産むことが可能になっているので、その畑にある白菜の量に応じてたくさんの卵を葉裏に産んでおります。つまり、畑に白菜があればあるほど、幼虫のエサが豊富にあるのでたくさんの卵を産むわけです。

8月下旬から10月にかけて蛾の雌が白菜に卵を産みつけ、9月から11月にかけて大量の幼虫が発生するといった状況になります。このヨトウムシの幼虫は、昼間は土の中に隠れていて、夜になると出てきて活動を開始するので、外敵である鳥などに食べられないので、どんどん白菜を食べて大きくなっていきます。幼虫が大きくなれば、その分だけ白菜の葉を食べるペースも速くなっていきます。気がついたときには、すべての葉がボロボロになっている状態です。

このヨトウムシを退治する方法は、葉裏に産み付けられた卵を見つけてすべて処分すればよいのですが、なかなかそんな時間がない人が多いと思います。そんな時は、このヨトウムシに効く薬白菜を植えた後の株元にばらばら巻いておけば、土の中にいるヨトウムシの幼虫をすべて駆除することが出来ます。

近年の温暖化で虫たちにとってはとても住みやすい環境になっているので、ヨトウムシの数も増えていってしまっているわけです。私の近所の畑でもやはりヨトウムシの被害は多いですが、この薬をまいている畑は、今のところ大丈夫です。

トウモロコシを食べる幼虫を退治する方法

トウモロコシをつくった事がある人なら一度は見たことがあるともいますが、トウモロコシの葉や実に食べられた後があり、葉をめくったら実を食べている幼虫がいるのを見たことがあると思います。

これは、アワノメイガという幼虫で雨が降らないような暑い夏に大量に発生します。アワノメイガは、メイガという蛾になりますが、このメイガは、近年の温暖化で異常に増えていっております。
この幼虫をそのままにしておくと、実ができる前の雄穂、雄花が食べられていき、実もなくなっていきます。更にこの幼虫は、食べ進み、トウモロコシの茎まで食べていくので全体の生育が悪くなっていきます。

アワノメイガは、冬は、イネ科の植物の茎の中ですごし、暖かくなってくると出てきて成虫になります。イネ科の植物なんて畑のまわりにはたくさんあるものです。成虫になった蛾は、トウモロコシを見つけると、葉の裏にたくさんの卵を産みつけます。
この幼虫が、孵化し、葉・茎・実を食べていき、もっとも被害がでてくるのが8月頃になります。

このアワノメイガの幼虫の駆除方法ですが、トウモロコシの雄穂が出始める頃に、このアワノメイガに効果のある薬を散布しておくと退治することが出来ます。このとき、葉の両面に薬剤がかかるように散布するようにします。この時期に薬剤を散布すると幼虫が茎に入る前に退治することができるのです。

メイガ系は、あちらこちらでよく見かけるようになってきましたが、それだけ、外敵がいないことと、増えやすい環境になってきたためと思われます。トウモロコシをこれから作ろうと考えている人も雄穂が出始める頃になったら、アワノメイガに効果のある薬を散布しておけば幼虫を退治できますので、参考にしてください。

サトウキビを食い荒らす幼虫の駆除方法

近年の温暖化とともにサトウキビを食い荒らす蛾の幼虫が大量に発生しております。この虫は外来の蛾で、名前は、アフリカシロナヨトウといいます。

アフリカシロナヨトウの幼虫は、白色で約4cmくらいになります。葉をどんどん食べていくと脱皮をし、緑色になっていきます。
成虫になると10日間ほど生きますが、すぐに交尾をして雌は500以上の卵を葉に塊で産卵します。この卵は、5日ほどするとすぐに孵化し、サトウキビの葉をどんどん食べ、2週間もすれば成虫になります。

この幼虫を攻撃する外敵がほとんどいないので、すべての幼虫が成虫になると、あっという間に
畑が全滅に追い込まれていきます。また、成虫は長距離の移動が可能で、50kmも離れた場所に飛んでいくことも可能です。もともと、アフリカの方で大発生しており、この蛾や幼虫を見かけると恐れられているほど、やっかいな蛾になります。どうして恐れられているかといいますと、その幼虫の数がはんぱではなく、ものすごい量になるんです。あの幼虫の数を見ると、恐ろしくなってきます。何故、日本に入ってきたかは、不明ですが、どこかに卵が入ってきて、それが孵化し増えていったと思われます。
この幼虫をもっとも多く見かける月は、8月頃になり、イネ科の植物のサトウキビ・イネ・トウモロコシなどの葉をどんどん食い荒らします。あっという間に、食い荒らされてしまいますので、早急の駆除が必要になってきます。

このアフリカシロナヨトウの幼虫の駆除方法ですが、この蛾は、ヤガ科になりますので、ヤガ科に効果のある殺虫剤を薄めて散布すればすぐに退治することが出来ます。また、葉をチェックし、卵の塊があったら取り除き、処分しましょう。