クレマチスの葉にオレンジ色の斑点ができてきた時の対処方法

クレマチス

クレマチスは、昔から人気が高く、庭に植えている人は多いと思います。
私の家では、紫色の花を咲かせるクレマチスがありますので、この花の咲く頃は楽しみにしております。クレマチスは、世界にたくさんの種類があり、これらを交配させることによって、多くの品種が生まれてきているみたいです。

私の家のクレマチスは、1年に1回、花が咲きますが、中には長期間にわたって花が次々と咲いたり、剪定すると繰り返し咲く種類もあるみたいです。ガーデニングをやっている人なら、花が綺麗なので、持っている人は、かなり多いと思います。

クレマチスは、病気に強いと言われておりますが、近年の温暖化の影響なのかわかりませんが、私の知人の家のクレマチスの葉にオレンジ色の斑点がでてきたことがあります。
この斑点が発生した時期は、6月頃でした。葉の表面を見ると、ふっくらとしており、オレンジ色の斑点が発生していたので、葉の裏側を見るとオレンジ色の胞子が付着しておりました。

私は、この状態を見て、すぐに、さび病だということがわかりました。さび病は、風通しが悪いと発生しやすいのです。

知人のクレマチスの対処方法ですが、オレンジ色に発症している葉をすべて取り除き、処分いたします。落ちている葉もすべてかたずけて処分します。次に風通しをよくするために剪定をおこないました。最後にこのクレマチスのさび病に効く薬を散布したところ、被害の進行がおさまり、その後も、葉がオレンジ色になるようなことはありませんでした。

この薬の使い方は簡単で、1箱に10袋入っているので、1袋を取り出し、1リットルの水に溶かしてから、噴霧器で散布するだけです。私の家では、1リットルの噴霧器がありますので、直接それに入れて作っております。

さび病は、放置しておくと他の植物にも被害がでてきますので、見つけたら早めに対策をすることをおすすめいたします。

モミジの幹に白い輪のようなものがついていたらすぐに対策を!

モミジの幹に白い輪のようなものがついているときがあります。これはヒモワタカイガラムシといってカイガラムシの仲間になります。

この白い輪のような中には、大量の卵が入っているんです。その卵の数は約2000個以上にもなります。つまり、この白い輪をつくりだしているのは、すべて雌になります。雌は、年に1回、産卵の前の時期になるとこの白い輪を作ります。

この体の元の部分を前体部、白くリング状になっている部分を後体部といいます。
モミジの木にはアリがいて、そのアリがこの白い輪の近くに集まっていることがありますが、それはこのヒモワタカイガラムシが甘い蜜をだしているので、それをもらいにやってきております。

後体部の先端をよく見ると木についているので、白い部分は最初は小さいですが、成長が進むにつれて押し出されるように発達していくので、木の枝から垂れ下がる形になります。カイガラムシは、皆さんも知っていると思いますが、放置しておくと、木の汁を吸いますので、すす病を発生させ木を枯らしてしまう状態になります。

ヒモワタカイガラムシは、5月頃に白いリングを作り始めていきます。リングの中には卵がたくさん入っているので、6月頃になると孵化して幼虫がたくさん出てきます。卵から孵化した幼虫は、触角も脚もあり木の枝を動き回って活動します。成虫になると木の枝に体を固定させて動かなくなります。

このヒモワタカイガラムシの駆除方法ですが、マシン油乳剤でもいいのですが、べたついてしまうことがあるので、このヒモワタカイガラムシに効くスプレーを使うとよいと思います。これは、カイガラムシに向かってスプレーするだけで、簡単に駆除することができます。薬の効きめも長いので、かなりおすすめです。

サザンカの葉の裏に小さな黒い虫が群がっている害虫の名前!

サザンカにいる害虫

サザンカは、皆さんも知っていると思いますが、冬に赤い花を咲かせるので、とても美しく人気の植物になります。うちの庭にも毎年咲きますので、花が咲くと近所の人たちと花の話などをして楽しく過ごしております。花の色も白・ピンク等の色もあり、この植物を庭に植えている人は多いと思います。

この植物は、剪定をして風通しをよくしておけばよいのですが、風通しが悪くなると害虫を呼び寄せることになってしまいます。私の家では、以前、剪定をしない年があったんですが、その年に葉の裏をみたら小さな黒い幼虫がたくさんいたことがあります。この黒い幼虫は、チャドクガの幼虫でした。

チャドクガに関しては、前の記事にも書きましたが、とても危険な蛾の幼虫になりますので、書いておきます。幼虫は体に毒針毛を持っているので、触れただけで湿疹や激しいかゆみの症状が出てきます。この毒は、ヒスタミンなどの毒になります。

毒針毛はとても抜けやすい為に、風に舞ったりすることで拡散していきます。毒針毛の表面をよくみると小さなトゲが無数にあり、人間の皮膚に付着すると抜けにくくなっております。幼虫が、成虫になると飛びまわるので、追いかけて殺虫剤をかけたりすると暴れて毒針毛をまき散らすことにもなりますので注意が必要です。

この幼虫がいることを知らないで放置すると幼虫が大きくなって散らばっていき、すべて見つけるのにも苦労しますし、毒針毛にやられてしまう可能性も高くなってきます。

成虫は、一度の産卵で100以上産みますので、放置するととんでもない数になることは、みなさんもわかるかと思います。

貴方の家のサザンカにチャドクガの幼虫を見つけたら、風の強い日は駆除するのを避けてください。風の強い日は、毒針毛が風にのって飛び散る可能性がとても高いです。できるだけ風のない日を選んで駆除するようにしてください。

このチャドクガの幼虫の駆除の仕方ですが、風のない日に、このチャドクガに効く薬を幼虫にむかって散布するだけでOKです。散布したら、離れていればすべての幼虫が地面に落ちて駆除することができます。この幼虫は毛が抜けやすく風下にいると毛の被害に遭いやすいので、早めに駆除するのを心がけましょう。

尚、サザンカを剪定するときは、3月の中旬頃がよいと思いますので、参考にしてください。

ツツジにグンバイムシが大量に発生したときの駆除方法

ツツジにグンバイムシが大量に発生するときがあります。これはツツジグンバイといって大きさは約3~4mmくらいになります。成虫の体を見てみると、平らで翅をたたむと軍配のような形をしているのですぐにわかると思います。

成虫は、透明で翅脈がレース状にみえ、背面から見るとX字状の黒褐色の紋があり、軍配状になっています。胸部は、横から見ると少しふくれていて黒色になっており、幼虫は、翅がなく、体のまわりにトゲがあります。

この虫は、成虫も幼虫もツツジの葉の裏に寄生して、細長い口で吸汁していきます。
これが大量にいると、すぐにツツジの葉は葉緑素が抜けていくので、白くカスリ状になっていきます。白くカスリ状になった葉の裏側には、虫の排泄物による黒い斑点状の汚れがたくさんあります。葉に生気がなくなっていくので、生育も悪くなっていきます。

梅雨が終わった後(夏から秋)に高温、乾燥の時期になるとツツジの葉にカスリ状の白い斑点がでてくるようになります。これが初期の被害の段階です。やがて葉全体に広がって落葉するようになります。葉の裏には、透明な翅をもった成虫やトゲだらけの幼虫がたくさんいるのですぐにわかります。ツツジは、吸汁加害のため葉が変色していき、枝の伸長も悪くなっていき、花芽の形成も悪くなっていきますので、翌年の開花も著しく少なくなっていきます。

この虫の生態は、春になると活動を始め、成虫は葉裏の表皮の下に卵を産卵していきます。この卵は1週間くらいで孵化して幼虫になります。幼虫の頃はまとまっているので、葉の裏を集団で吸汁加害していきます。20日くらいたつと成虫になります。

このツツジグンバイの駆除方法ですが、このグンバイムシに効く薬が即効性がありとてもよいです使用方法は簡単で、まず、水を1リットル用意して、その中に乳剤の原液を1ml投入してよくかき混ぜます。あとは、噴霧器を使って散布すればすぐに駆除することができます。 

薬を散布しておけば、グンバイムシもすべて駆除できますし、綺麗なツツジの花を毎年見ることもできます。

ハナミズキの木の枝に白いリング状のような物がついていた場合

ハナミズキの木の枝に白いリング状の輪のようなものがたくさんついているときがあります。これは、ヒモワタカイガラムシといってカイガラムシの仲間になります。触角と脚などがみえないので、虫としてのイメージが考えられないと思います。

このヒモワタカイガラムシをよく見てみと、後部に蝋状の分泌物質でできた白いパイプ状で、この中を見てみると大量の卵があります。その数は、なんと約2000個以上にもなります。

卵から孵化していた場合は、白いパイプ状の中には、たくさんの小さい子供の虫がでてくるときもあります。白くリング状になっているのは、すべて雌で、年に1回、産卵の前の時期にこの白い輪をつくります。体の作りは、白い部分と元の体の部分からできています。

この体の元の部分を前体部、白くリング状になっている部分を後体部といいます。
前体部には、アリが数匹いることがありますが、これは、甘い蜜をだしているので、アリが蜜をもらいにきているのです。アリも蜜をもらうので、外敵から守ってくれているわけです。

後体部の先端をよく見ると木についているので、白い部分は最初は小さいですが、成長が進むにつれて押し出されるように発達していくので、木の枝から垂れ下がる形になります。カイガラムシは、皆さんも知っていると思いますが、放置しておくと、木の汁を吸いますので、すす病を発生させ木を枯らしてしまう状態になります。

ヒモワタカイガラムシは、5月頃に白いリングを作り始めていきます。リングの中には卵がたくさん入っているので、6月頃になると孵化して幼虫がたくさん出てきます。卵から孵化した幼虫は、触角も脚もあり木の枝を動き回って活動します。成虫になると木の枝に体を固定させて動かなくなります。

このヒモワタカイガラムシの駆除方法ですが、マシン油乳剤でもいいのですが、べたついてしまうことがあるので、このヒモワタカイガラムシに効くスプレーを使うとよいと思います。これは、カイガラムシに向かってスプレーするだけで、簡単に駆除することができます。薬の効きめも長いので、かなりおすすめです。