バラの葉がボロボロに食べられている犯人は

バラを飼育していると、いつの間にか葉がボロボロになるまで食べられているときがあります。この犯人は、アカスジチュウレンジ(体長1cmくらい)という昆虫で、体がオレンジで羽が黒い虫です。この虫は、若い枝に傷をつけて卵を産みつけるので、枝が成長すると傷口が裂けてきます。卵からでた緑色の幼虫が葉裏に群生してどんどん葉を食べていきます。幼虫は大きくなってくると黒い小さな点がいくつもあります。食害が進むにつれてバラの花弁も食害するのでとてもやっかいな幼虫です。この幼虫が小さいときにベニカXファインスプレー を全体に散布すると退治することができます。

梅雨の時期になって雨が降ると出てくる大量のヤスデ

梅雨の時期で、雨が降ったりするとヤスデがいる家では、家の壁などにたくさんのヤスデが大量に出てきます。ヤスデは、最初は少ないのですが、1ペアでも残しておくと、産卵しますが、その時の卵の数は1回で100個くらいは産みつけます。これが全部孵化して成長していって3年もしたらすごい数になります。ヤスデが繁殖する時期は、4月と10月に交尾をして卵を産みつけるので、数匹でもみつけたらすぐに駆除しないとあっという間にとんでもない数が増えていきます。昔は、このヤスデを野鳥がみつけたら食べていたのですが、ヤスデも食べられないようにするため毒をもつようになりました。ヤスデの体に赤いような模様がはいったやつです。これが1匹でもいるとものすごく臭いんですよね。さて、これの退治方法ですが、ヤスデは家の中でどのエリアを好んで生息しているかともうしますと、水回りのある場所です。お風呂場・トイレ・お勝手の床下のジメジメしたような位置の木の下や石の下に丸くなっております。交尾の時期や雨が降ったりすると家の外にでてくるので、この出てくる前に虫コロリ を家のまわりにまいておけば、そこを通過したヤスデはみんな死んでいきます。この薬は粉状になっているので、天気予報をみて、雨が降らない日が1週間続いているようなときにまくと、より効果があります。尚、スプレー式もありますが、これは目の前にいるヤスデしか効果がないので粉状のものが一番いいですよ。

ラベンダーにいたアブラムシの被害が大きい場合

ラベンダーを育てていると、花や茎の部分にびっしりとアブラムシがいつのまにか増えてきており、ほかの種類の花々たちにも被害が進行してしまった場合、アブラムシの駆除剤だけでは駆除できなくなっている場合があります。大切に育てている花が、いつの間にかアブラムシだらけになっているとパニックになってしまいます。アブラムシの排泄物はベタベタしているのでカビが栄養にして、すす病の原因にもなったりします。こんな時は、オルトラン粒剤 をまくと簡単に駆除できます。また、夜に活動するヨウトウムシにも効きますので便利です。

ユリの葉や蕾がボロボロになっていた場合

ユリを育てている人なら一度は経験したことがあると思いますが、葉や蕾がボロボロに食害されていた場合の犯人は、ユリクビナガハムシという体長1cmくらいの小さな昆虫です。今の時期に発生して
どんどん食害していくのであという間に大切なユリがボロボロになります。ハムシで成虫は、色は明るい茶色のボディで幼虫は、なんと自らの排泄物を背負って生息しております。発生が少数なら捕殺程度で可能ですが、数がかなりいるとスミチオン乳剤 を使えば、植物を食べることによって殺虫ができるので簡単に駆除できます。

芽キャベツによくいる害虫

芽キャベツによくいる害虫は、アオムシとヨウトウムシです。モンシロチョウが飛んでいれば卵を産みつけて、しばらくすると幼虫がでてきて、葉裏から葉を食害して大きくなり、数がたくさんいれば拡散して被害が大きくなります。ヨウトウムシは蛾の幼虫で、成虫の体長は20mmくらいで、葉の裏に1000個以上の卵が産みつけられていますので、孵化して食害していき、大きくなるにつれて分散して被害が増えていきます。成長するにつれて夜に活動するのでとてもやっかいな幼虫です。これらの幼虫を見つけたらベニカベジフルスプレー を使うと効果的です。約1か月も薬の持続性があり、葉の裏側まで浸透して退治してくれます。