芝桜の株が茶色に枯れてきてしまった時

芝桜 害虫

芝桜は、観光地でも人気になってきたので皆さんも、あの赤・ピンク・白・紫などの可愛い花が一面に咲いているのを見たことがあると思います。

あれだけの美しい花を見ると、どこの地域でも道端や家の空いているスペースに芝桜を植えて花が咲くのを楽しみにしている人は多いと思います。私の近所でも芝桜を植えようってことになって、各家の道端の誰もが見えるようなところにいろいろな色の芝桜を植えたので、毎年楽しみにしていました。

ところが花が咲いてから2年くらいしたら、植えた場所の端のほうが枯れていったんです。最初は、太陽があたりすぎて、枯れていったのかな?って思って、水や肥料をあげることにしたんです。でも、枯れていったのは、そこの部分からどんどん広がっていったので、これはおかしいと思って、芝桜の根元を調べてみたんです。

根元を掘りながら調べていくと、ダンゴムシがたくさん集まっていました。私は、ダンゴムシを見て思い出しました。ダンゴムシって実は、芝桜の葉を食べるんです。気になったので、他の人の家の芝桜の根元を見てみると、ダンゴムシがたくさん集まっていました。

これは、大変だと思い、みんなで話し合って、芝桜を植えてある家の芝桜全部を調べたら、やはりダンゴムシが集まっていました。この虫ってどこにでもいて、あっという間に増えるのですが、害虫って判断をする人がすくないので、あんまり気にしていないことが多いんです。

私の近所では、芝桜をたくさん植えたので、虫の数を調べても、ざっと500匹以上はいることがわかりました。調べただけの数になるので、もっといるだろうと思い、ダンゴムシを退治する薬をみんなの花の場所にまいておきました。

薬をまいておいたおかげで、被害はすぐにとまり、翌年も被害がでるまえに、すこしだけみんなの家の花にまいておいたら、綺麗な芝桜の風景を楽しむことができております。ダンゴムシって、小さいころに集めて遊んだ記憶がありますが、芝桜の葉を食べることを覚えておいた方がいいと思います。

シクラメンの花のために揃えて置いた方がよい害虫駆除剤

シクラメン 害虫

今は、シクラメンの花の種類はたくさんあり、販売しているお店にいくと、様々な花の形と花色が目につき、どれも欲しくなってくるようなシクラメンがたくさんあります。

この綺麗なシクラメンを好んでやってくる害虫がいます。春先になるとどこからともなくアブラムシがやってきます。最初は数が少ないのでわかりずらく、茎や花、葉にくっついて吸汁し、株をだんだん弱らせていきます。アブラムシもどんどん数を増やしていきますので、吸汁された部分は、かすり状になってきたり、ちりめん状になっていきます。

気がついたときには、アブラムシがびっしり張り付いているので、驚くようになります。
アブラムシは、放置しておくとウイルスを媒介することがありますので、1匹も近寄せたくない害虫になっています。

このアブラムシは、繁殖力が非常に強いので、数匹入れば、あっという間にどんどん数が増えていくのっで、初期の段階で駆除することが大切になります。

シクラメンを手に入れたときから、アルミ箔などを株元に置いておくと、光る物を嫌うため近寄らせない方法もあります。

でも、万が一の時のため、持っておいた方が良い、害虫駆除剤は、このアブラムシを駆除するスプレーになります。これは、アブラムシだけでなく、ハダニ・コナジラミにも効果がありますので、かなりおすすめになります。アブラムシを見つけたら、しゅっと吹きかければすぐに退治できます。

バラにいるしつこいハダニを駆除する方法

バラ ハダニ駆除

バラの花があると、どこからともなくやってくるハダニ。

ハダニとは、実はクモの仲間になっていて、体長0.1~0.8mmほどの小さな黄緑色の虫です。この小さな虫を肉眼で見つけることは難しいのですが、糸を吐き出す習性があるので、葉に薄い幕のような網があれば、ハダニが発生していることがわかります。

このハダニは、葉の表面や葉の裏側に寄生して、植物の養分を吸汁して生きております。
ハダニは、最初は数が少なくてもすぐに大繁殖します。この虫は、無性生殖、有性生殖のどちらでも繁殖することができ、1匹のメスからは、なんと100個以上の卵を産むことが可能になっています。卵から成虫へは、7日もあれば可能になっているので、あっという間に増えていくんです。

ハダニは、4月~10月ころによく見られ、20度~35度で高温で乾燥している環境を好み、梅雨明けには、爆発的に増えていきます。

ハダニがいるバラは、吸汁により生育が悪くなっていき、葉に白い斑点ができてきたり、色がかすれるようになってきたりして、光合成ができずに弱っていきます。

ハダニの駆除方法は?

バラの葉がうすい色になっていたり、葉っぱが凸凹してきたりしたらハダニがいますので、そのときは、このしつこいハダニを駆除する薬を使ってみて下さい。これは主成分が還元水あめで化学殺虫成分不使用なので、安心して使えます。スプレーされた部分にいるハダニを窒息死させるので効果抜群です。爆発的に増える前に使用するとバラの花をいつまでも美しくみることができます。

シンビジウムの葉に黒い斑点が無数に出てきた時の対処方法

葉枯病

シンビジウムは、洋ランで、ランの中でも丈夫なほうで、寒さにも強く、定期的に植え替えを行って、太陽に当てるようにすれば、よく育ち、綺麗な花を咲かせます。

この花をよく見ると、株の根元に丸く膨らんだ茎の変形した部分がありますが、ここに養分や水分をためて生育しているのです。

私の家でも、エンザンスプリング イン・ザ・ムードをもらったことがあり、ピンク色の花をたくさん咲かせたので、玄関の所に出しておいたら、近所でも話題の花になってきたんで、少し自慢の
花だったんです。ところが、数年前に、葉に黒い斑点が無数に出てきたことがあるんです。

この黒い斑点を見ていると何かに似ているような気がしました。そう!あのバナナの皮に黒い斑点がでてきますよね?あの症状にそっくりだったんです。
これは、何だろうと思って調べてみると、「葉枯病」と言うことがわかりました。

葉枯病は、炭そ病の一種で、カビによる病害になります。はじめは、葉先の方から発病し、褐色の小さな斑点がでてきて、やがて斑点は拡大していき、褐色の病斑となっていくのです。
そのままにしておくと、大形の病斑になっていき、激しい葉枯れ症状を起こします。
発病した部分と健全な部分との境は、黄色くなっており、進行はゆっくりですが、やがて葉全体に広がっていきます。

カビによる被害なので、胞子が飛んでしまうと他の植物にも害がでてきますので、シンビジウムの黒くなって変色している部分を切り取って、まわりも綺麗にしてから、この葉枯病に効く薬を花や葉にスプレーしておきました。胞子が飛んでいるかもしれなかったので、まわりの地面や植物にもスプレーしておいたところ、その後、被害をくいとめることができました。

あれから、葉が変色することは、なくなり、毎年、見事な花を咲かせており、香りも良いので楽しんでおります。

菊の新芽の先が萎れている時は、害虫の仕業か?

菊の害虫

菊を持っている人は、新芽の先が萎れていた時はありませんか?そういった状態になっているときは害虫の仕業かもしれません。

私の家の近くでは、畑の隅に菊を植えている人が多いんです。別に菊を栽培して販売しているわけでもなく、ただ、花が綺麗なので、畑の横に植えておき、お墓参りの時に、それを摘み取り、お墓に持って行っているといった感じの人が多いです。

何年か前に、菊を見ていたら、新芽の先が萎れていたんです。あれ?おかしいな?トラクターか何かにぶつかってこうになったんだろうか?と思っていたのですが、まわりの菊を見ても同じような状態になっていたので、よく調べてみると、茎に2段の噛み筋があり、この噛み筋の間隔は約1cmくらいでした。

私は、これをみて、キクスイカミキリの仕業だと思いました。

畑のまわりの菊をすべて確認すると同じような状態になっておりました。

このカミキリムシの成虫は、体長が約1cmくらいで、触角が長く、小さいタイプの虫で、体が黒くて前胸背部に赤い斑紋があります。春になると現れて、交尾をするとキクやヨモギを探して飛び、見つけると産卵のため、2段の噛み傷をつけます。

このため、噛み傷の上部は水が吸い上げられないので、萎れていくのです。萎れた茎は、そのままにしておくと、乾燥して干からびていきます。
産卵する卵は1個で、それが孵化すると、幼虫は茎の中を食い下がり、地際でサナギになり春に羽化しております。幼虫は、黄色を帯びた乳白色で、約5mmくらいの小さな幼虫で、頭部から下にいくほど細くなっています。

このカミキリムシの駆除方法ですが、穴が小さいので、スプレータイプのものは、やめて、このキクスイカミキリに効く薬を水で2000倍に薄めて、散布してください。散布すると薬が植物体内全体にいきわたりますので、植物を食べた虫は死んでいきます。

被害が少ない場合は、萎れていた菊の根元を切って処分すればいいのですが、被害が多いと、薬を散布しておいたほうがよいです。昔は、この虫がいても、1匹~3匹くらいだったのですが、温暖化の影響により、数がかなり増えていって、一カ所に10匹以上いるときがあります。