ハナミズキを庭で育てていると、こんな害虫がやってくることがあります。

ハナミズキ 害虫

ハナミズキは、ミズキの仲間で花が目立つことから、庭に飢えている人は多いと思います。
この花は、北アメリカ原産で、日本の桜前線のように、ジョージア州などではハナミズキ前線があり、花が咲くころには、ハナミズキの花が咲き乱れますので、多くの観光客が訪れているほど人気の花になります。花期は、4月下旬~5月上旬で、白・ピンクの綺麗な花を咲かせております。

こんな綺麗なハナミズキにも害虫はやってくるものです。私の庭にあるハナミズキにカイガラムシという害虫がびっしりとついてしまった時のことを書いておきますので参考にしてください。

カイガラムシって一度は見たことがあると思いますが、2mm~8mmくらいのとても小さい昆虫で、日本にいるカイガラムシは400種類以上いると言われております。

最初は、数が少ないのですが、あっという間にどんどん増えていき、樹液を吸って成長し、やがてはハナミズキを枯らせてしまう害虫になります。排泄物は、白くてベタベタしているのが特徴で、数が多いと、どの枝にもびっしりとついているものです。

この状態をそのままにしておくと、排泄物がおおくなり、すす病菌というカビがハナミズキに増殖し、黒いすすで覆われたような状態になってしまう病気になります。また、このカイガラムシの排泄物には、糖分が含まれているので、アリもよせてしまうので、カイガラムシとアリがたくさんいて、さわるのも嫌な状態になっていってしまいます。

カイガラムシは、音もせず、あんまり動きもしないので、気がついたら、ナニコレ?っていう状態になっている人が多いんです。もし、カイガラムシがハナミズキの枝にいたら、このカイガラムシに効くスプレーたくさん集まっている場所に吹きかけて下さい。

集まっている枝には、全部スプレーしてください。すぐにカイガラムシは、退治することができます。早めに退治しないと、花を咲かす力もうばってしまう害虫になっています。

ネギについていた小さくて黒い害虫の駆除方法

ネギ 害虫

私の畑は、毎年、いろいろな野菜を栽培しております。その中でもネギは、比較的、害虫の被害は少ないのですが、3年前におきたできことについて書いておきます。

いつものようにネギの状態を見てみると、なんだか小さくて黒いような虫がびっしりとついていたことがあるんです。最初見た時に、アブラムシ?ダニ?かなり小さかったので見分けがつかず、虫眼鏡をもってきてよく見てみると、アブラムシでした。

普通、アブラムシって肉眼でみたら見分けがつくのですが、あまりにも小さかったので肉眼では、見分けをつけることができなかったほど小さかったです。アブラムシって、あっという間に大発生して野菜を吸汁していくので、被害が広がっていってしまいます。

このネギについているアブラムシって振動で土の中に落ちたりするので、全部を退治するのは難しいタイプになっています。ちょっとでもネギを触ったり、アブラムシをとろうとしても落ちてから、すぐに土の中と混ざってしまうので、なかなか見分けがつかなくなります。

そこで、このアブラムシを退治するスプレーを持ってきて、黒く集まっている場所にスプレーしておきました。次の日になると、アブラムシを退治することができ、ネギ全体を見てみると、まだ、黒くなっている場所があったので、その場所にスプレーしておきました。3日くらいネギの様子をみていたら、アブラムシは全滅したようだったので、ネギを守ることができました。

皆さんも、アブラムシを見たことがあると思いますが。数匹見た時に、スプレーしておかないと、あっという間に、大発生している状態になってしまった経験があると思います。早めに対策をしておたほうが野菜のためにも良いと思います。

 

玉ねぎの苗までかじってしまう害虫の正体は!?

玉ねぎ 害虫

私の畑には、毎年、玉ねぎをたくさん植えておりますが、収穫の時になって掘り出してみると、たまねぎの根と苗をかじられておりました。その時は、あれ!?コガネムシかなって思ったんだけど、コガネムシは、マメ科の植物の根を餌にして育つので、違うなって思って、色々と調べているとカナブンが怪しいって思いました。

カナブンの幼虫は、腐葉土を食べて育ちますので、そこに野菜などの根もあると一緒に食べてしまうんです。じゃあ、カナブンだって思っていたら、ある幼虫を発見しました。苗の根元にいた害虫がいて、調べてみると蛾の幼虫でした。この蛾の幼虫が玉ねぎの苗をかじっていたんです。

それで、まだ、何かいるのかと思い玉ねぎのあった場所を丁寧に掘ってみると、ネキリムシもいました。ネキリムシは、夜間に地表へ出て茎を食害していくので、昼間は土の中に潜っているので退治するのが困難な害虫です。蛾の幼虫とネキリムシの2種類が混じって玉ねぎに被害を与えていることがわかりましたので、すぐにこの土の中の害虫を退治する薬を土の中に混ぜておきました。

薬を散布してからは、次の野菜に対しての害虫の被害はなくなりましたが、玉ねぎの苗を植える前に、薬を土の中に混ぜておく方がよいと思います。皆さんも野菜を栽培していて気がついていると思いますが、やたらと害虫が多くなってきたと思いませんか?育てている野菜に害虫が来た時に、1種類だとおもわず、良く調べてみると数種類の害虫が群がっていることが多くなってきたと思うんです。

早めに見つけて、害虫を駆除し、美味しい野菜を手に入れましょう。

カリフラワーについていたアオムシみたいな害虫

カリフラワー 害虫

私の仲間にカリフラワーを少しだけ栽培している方がいるのですが、「アオムシみたいな虫がいるんだけど見に来てくれる?」と言われたことがあります。時期的に見ても青虫だろうと思ったので、行ってみると、青虫みたいに青いけど少し違うようでした。よく見てみると、蛾の仲間のコナガだということがわかりました。

青虫は、体長が3~4cmですが、コナガの幼虫は、約1cmくらいになっていますので、大きさで区別がつきます。

このコナガは、アブラナ科の野菜によくいて、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツなどの野菜を好んでやってくるため、とても厄介な害虫になっています。

コナガの幼虫は、葉の中に潜って葉肉を食べながら大きくなり、ある程度、大きくなったら葉の外へ出て葉の裏側から表皮を残して食べていくため、食害された葉は、不規則に穴が開き、葉脈のみ残して加害していくので、葉の表面は白く透けて見えてくるようになります。

コナガは、小菜蛾と書き、その漢字のままで、菜にいる小さいな蛾という意味です。
多く発生する時期は5~7月と9~10月の2回で、その時の適温は20~25度になり、成虫の蛾の産卵数は、約100~200個くらいで、葉裏の葉脈に沿って1卵ずつ点々と産卵します。
この数の卵が孵化したらあっという間に葉はボロボロになっていくのがわかると思います。

コナガの幼虫を見つけたら、この葉を食べる虫に効く薬を幼虫がいる場所にスプレーしてください。カリフラワーに穴が開いているような葉にも全部、スプレーしておくと、退治することができます。このスプレーは、アオムシ・ヨトウムシにも効きますので、穴だらけになるまえに対策をしておくと安心して収穫ができます。

庭や畑の土を掘った時にコガネムシの幼虫がでてきた時の駆除方法

畑の害虫

暖かくなってくると、春の収穫に向けて、庭の手入れや畑の土を耕したりします。
以前、私の畑を耕していたら、カブトムシの幼虫みたいな物がたくさんでてきたときがあります。カブトムシの幼虫より小さめだったのですが、見間違えてしまうほどそっくりでした。何かと思って調べてみるとコガネムシの幼虫ということがわかりました。

コガネムシの成虫を見たことがある人は、わかると思いますが、見た目は綺麗で、体型も丸くなっていて可愛いと思ってしまう昆虫になりますが、植物の葉を食べてしまうことから被害にあう人が多いんです。

庭の手入れをしているときに、土の中からカブトムシの幼虫に似た小さな幼虫がたくさんでてきたという事がある方は多いと思います。この幼虫を土の中に放置しておくと、作物の根をかじっていって駄目にしてしまいます。

幼虫は、根をかじりながら成長していき、春の終わりころになると成虫になり外にでて活発に活動していきます。コガネムシの種類は、コガネムシ・アオドウガネ・ドウガネブイブイ・ヒメコガネ・マメコガネ等がいますが、特にマメコガネは、人家でもよく見かけ、クヌギの葉やマメ科の植物などの葉を食べていきます。

コガネムシの成虫は、葉をエサにしますので、どんどん葉を食べていき、幼虫は土の中で植物や作物の根っこを食べていきます。ここで分かったと思いますが、成虫と幼虫の両方は、植物に大ダメージを与える生き物になります。

幼虫に根が食害されると花や実に栄養が行き届かなくなり、植物の生育に悪影響が出て、最悪の場合は、枯れていきます。植物がグラグラする場合は、土の中に幼虫がいる確率が高くなります。

庭の手入れや畑を耕していて、小さな幼虫を見つけたら、かなりの数の幼虫がひそんでいると思ってください。

幼虫を掘りながら見つけるのは、とても困難な作業になりますので、その時は、このコガネムシの幼虫によく効く薬をパラパラとまいて耕しておけば、すぐに退治できます。植木等は、薬をすこしまいてから、まわりを少し耕しておけば退治することができますので、早めに対策をしておいてください。幼虫は根を食い荒らすので、植物が元気がなくなるまえに薬をまいておくと安心していられます。